フォトシネマ2 of 武松事業デザイン工房


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「味」は命
くすんできた横浜中華街という名声

残念ながら、中華街とはいうけれど、東京に行った方が美味しい中華料理が食べられる…そんな声が地元からも聞こえてくるようになりました。
どこの店にいっても廉価なコース料理ばかりだし、似たようなメニュー。90年代以降、不況とあいまって、バブルの頃のような高級化から反転。中華街は「値ごろ感」に走ったきらいがあります。
それをテレビももてはやしました。しかし、同時に、ある程度、お金を払っても、しっかりとした料理が食べたいというお客様は逃がしてきた。その後遺症から、中華街は今も抜け出せずにいます。
料理よりも街頭での買い食い。それもお客様がつくった流れではありますが、この流れに、中華街は流されすぎたということもいえます。

とにもかくにも、中華街の「味」を復権させなければいけません。お客様をもう一度、まいったといわせなければなりません。

そうでなければ、ほんとうに、高級なラインのものは、
赤坂や六本木、銀座などにとられてしまいます。


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残念ながら、今の「横浜中華街」、味の面での評判はあまり芳しいものではありません。テレビという媒体に乗って休日の集客が可能になったとしても、団体客の呼び込みに成功したとしても、近隣のお客様と疎遠になってしまっているのが、その善い証拠でしょう。
ポスターやチラシ、テレビ番組の中でよき中華街のイメージを発信しても、近隣のお客様は正直です。彼らの脚が中華街から遠のくなら、それは、やはり中華街のピンチなのだと思います。

vol.1 IN SIGHT

結局、居心地を用意するということなのだと思います。そのために、もう一度来てみたいという店をつくり、街を掃除して、訪れる人を迎える。そのことは、そのまま、この街に「住み、暮す」人々にも居心地を提供することに繋がる…そういうことなのだと思います。
ハデな打ち上げ花火はどんなにお金をかけても一過性のもの。そして、今、消費文化から離れようとしているといわれる若い人たちには、そうしたことを見透かされているようにも思います。
そして、働く人たちが生き生きとしていること。たぶん、これからの時代、そのこと自体が「人を呼ぶ」ようになっていくのだと思います。

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vol.3 1960/50 CLUB

前の世代が行なってきたことを踏襲するのではなく、自分たちの世代として、新しい解釈を加え、そうしたことから新しい歴史を積み重ねていく…そうしたことが求められているのに、そうした機運さえも盛り上がってこない。やはり、そのあたりが「無関心世代」といわれた所以でしょうか。しかし、誰かがやってくれるだろうと静観しているような状態にあることは明らかです。
というわけで、現在の40代、50代に向けて…

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vol.4 NEXT RECYCLING

一方で、リサイクルは無意味だという声も高まっている…。それは、なかなか成果が見えない状況へのある種の苛立ちの現れなのだということもできます。
中国は、未だに発展途上国を名乗ってはいますが、実態としては立派な先進国です。すでに消費文化も定着し、リサイクル資源についても自国内での調達が可能になりましたし、その必要にも迫られているはずです。つまり、日本で廃棄物を集め、それを選別し、中国に輸出してという構図も過去のものになろうとしているわけです。
リサイクルのプロを自称している人こそ、これからが読めない状況です。どうしていいのか判らないというのが本当のところでしょう。
でも、だからこそ「考える」しかないのです。見ないふりをして「これまで」を続けようとすること、部分的な修正で済ませようとすることは、危険に過ぎます。

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